天文学は、実験室に持ち込めない対象を扱う点で少し変わった学問です。星に触れることも、条件を変えて試すこともできません。手元に届くのは、そこから来た光だけです。
それでも分かることは多くあります。光を波長ごとに分けると、その天体がどんな元素を含み、どれくらいの温度で、どちらへどれくらいの速さで動いているかまで読み取れます。天文学の技術の大半は、この「光から情報を絞り出す」ことに向けられてきました。
もうひとつの特徴は、遠くを見ることが過去を見ることになる点です。100億光年先の銀河の姿は100億年前の姿であり、望遠鏡はそのまま時間をさかのぼる装置になります。
この分野では、まず宇宙でもっとも基本的な天体である恒星から始めます。
この分野で扱うもの
- 恒星 — 星の性質・分類・一生。宇宙を読み解く基準になる。
どこから読むとよいか
恒星から始めてください。距離や明るさの測り方は、銀河や宇宙論を扱うときもそのまま土台になります。
これから書き足すこと
この記事はまだ入口の説明までです。以下は今後書き足していく予定の項目です。
- 距離のはしご(年周視差から標準光源まで)
- スペクトルの読み方
- 銀河と銀河系の構造
- 太陽系の成り立ち