古文は昔の日本語です。いまの日本語とは語順も語彙もかなり近く、まったくの外国語ではありません。それでも読みにくいのは、助動詞の使い方と、単語の意味が現代とずれている点が主な原因です。
たとえば「あはれなり」は現代の「かわいそう」ではなく、しみじみと心が動く感じ全般を指します。「うつくし」は「美しい」ではなく「かわいらしい」に近い。こうしたずれを数十語ぶん知るだけで、読める文章はぐっと増えます。
この分野では、文法規則を先に詰め込むのではなく、実際の作品を読みながら必要な文法と語彙を拾っていく形をとります。規則は、それが使われている文の中で見たほうが定着しやすいからです。
この分野で扱うもの
- 古典作品 — 物語・随筆・日記などを、本文に沿って読み解く。
どこから読むとよいか
**『竹取物語』**から始めるのが無難です。話の筋が広く知られていて、文章も比較的短く、基本的な助動詞がひととおり出てきます。
これから書き足すこと
この記事はまだ入口の説明までです。以下は今後書き足していく予定の項目です。
- 助動詞の一覧と接続
- 現代語と意味がずれる重要語
- 敬語の三分類と人物関係の読み取り
- 和歌の修辞(枕詞・掛詞・縁語)